肥満になる最大の原因は、「必要以上にカロリーを摂り過ぎる上に、必要な栄養素が不足している…アンバランスな食生活」です。

このような悪い食生活を続けてしまう原因は、欲望に任せてしまうためです。

欲望に任せてしまう原因には、心のストレスが大きく影響しています。

心にストレスを感じる原因のほとんどは、潜在意識のなかにあるネガティブな感情や思考です。

潜在意識にある幼少期のトラウマ、ネガティブなセルフイメージ、ネガティブな思い込みなどが、

「目の前の現実に対してストレスを感じてしまう」という思考パターンを創っているんです。

ですから、「悪い食事を過食してしまう」という「肥満の根本的な原因」から解放されるには、潜在意識に抑圧してきたネガティブな感情や思考に気づいて、感じてあげることが大事です。

幼少期からのネガティブな感情や思考を解放し、心の痛みを癒していけば、潜在意識にあるネガティブなセルフイメージ、ネガティブな思い込みなどから解放されていきます。

もしも

「自分は、能力が低い」

「自分は、認めてもらえない」

「自分は、無価値だ」

などのマイナスのセルフイメージがあると

「自分には、無理」

「自分には、できない」

とすぐに結論づけてしまい

「相手にやってもらおう」

　↓

「相手がやるべきだ」

　↓

「ちゃんとやってくれない相手が悪い」

　↓

「相手のせいで、自分は嫌な目に遭っている」

　↓

「自分が不幸なのは、相手のせいだ」

と次々に「他者に責任転嫁する思考パターン」にハマってしまうことがあります。

目の前の人間関係にも、目の前の出来事にも、自分自身の心が映し出されています。

ですから、自分の人生をより良い方向に変化させることができるのは、自分自身です。

「自分が自分の人生の主人公であり、責任者だ」という自覚を持っていれば、無闇に不平不満を言うような思考パターンに巻き込まれなくて済むのですね。

ネガティブな思考パターンがなくなれば、心のストレスの大半を占めている人間関係のストレスが激減します。

そうなると、心のストレスが「原因」で、悪い食生活や過食におちいっている人の体重が激減したり、美しく健康な心身を取り戻すことも夢ではありませんね。

自分を見つめ直し、あるがままの自分を受け入れ、認めることは……

すべてがより善き方向に進むために不可欠で、しあわせな毎日を生きる上で大事な秘訣です。