便利さの追求と引き換えに失った沢山のもの

東京から和歌山県の山里に移住して

早7年目の夏

都会と山里の環境の違いを

季節ごとに実感してきた

夏は

強い陽射しが照り付けている日中には

暑くなるが

夜から朝にかけて涼しくなり

エアコンはめったに使わない生活

朝方は

うっかり寝冷えしてしまうこともある

わたしは東京から疎開するかのように

自然が残っている山里に移住してきた

東京では

夏は一日中エアコンで冷房していないと

暑くていられない

外出時に子どもをおんぶしたり

ベビーカーに載せて

陽射しに熱せられたコンクリートの上を歩くとき

冗談抜きで「灼熱地獄」だと思った

街路樹の無いコンクリートの道を

歩きながら

身も心も干からびてしまう……

と感じた

わたしが子どもの頃の東京には

まだ畑や空き地の野原が点在していて

草木があり

道草を食いながら

のんびり歩くのが

楽しかったけれど……

今は空き地の野原なんて無い

舗装された道は

とても便利

舗装されていない道は

とても不便

けれど

広大な面積を舗装してしまった都市では

砂漠のような暑さになってしまい

とても便利な反面

とても暮らしづらい面もあるだろう

便利なのも限度をわきまえないと

不便な面が強く表れてしまうものなのだな……

つくづく思う

相対的な世界に生きている限り

何事にも表と裏があり

表裏一体を体験するしかないのだから

よく考えて行動しなくては……

これまで

自然食の給食を提供する保育園の栄養士や

植物性原料の化粧品などの販売

オーガニック食品などの販売に携わるなかで

関わった方々から様々なことを受け取ったり

そして

自分自身が家庭菜園をしたり

ご近所の方々から

採れたてのお野菜をいただいたりしながら

感じているのは

化学農薬や化学肥料を使わずに育った作物は

とても美味しいということ

化学農薬や化学肥料は

大変便利なものだろうけれど

頼り過ぎたら

失うものも大きい……

あらためて実感している今年の夏

土が肥えていなかった為

育ちが悪い今年のオクラさん

今年の秋からは

肥料の混ぜ方を変えてみる予定

育ちが悪いと

害虫に食べられたら負けてしまう

つるなしインゲンとオクラ

少しずつ収穫していただいてます♡

おいしいです ♡(^人^)♡

もうすぐ枝豆も採れそうです

今日もいのちをつないでいただきまして

ありがとうございます

∞ 感謝 ∞

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